2014年11月21日

見たドラマ 素敵な選TAXI(第6話まで)

素敵な選TAXI

なんだかね、味気ない記事タイトルですが、ちょっとだけ興奮してるんですよ、わたしは。

テレビドラマ界は、新たな鉱脈を見つけたと言えるんじゃないんでしょうか。
それも、二重の意味で。

ひとつは、バカリズムさんというシナリオライター。
もうひとつは、一話完結ドラマの様式の拡大。



ひところ一話完結ドラマといえば、東芝日曜劇場、チャンバラ時代劇(水戸黄門、暴れん坊将軍…など)、刑事モノ(七人の刑事、特捜最前線…など)、学園モノ(3年B組金八先生、熱中時代…など)、あとはオマケで特撮モノ――そんな感じでした(少々基準が古過ぎ?)。
しかし、東芝日曜劇場はとうの昔に1クール連続モノに姿を変え、チャンバラ時代劇と学園モノはほぼ絶滅し、いまでも残るのは刑事モノだけと言っても過言ではないほどでした。

そこへ来て、突如として現れた「素敵な選TAXI」。
名は体を表すのか、素敵なドラマです。
こんな一話完結ドラマ、誰も考えなかったよ! という代物。
簡単に言ってしまえばタイムトラベルモノで、うまくいかない現実をやり直すために過去へ戻る――という設定。
それが毎回、さまざまなシチュエーションとキャラクターのもとで繰り返されます。

芸人さんとしてのバカリズムさんを詳しくは存じ上げないのですが、本ドラマのシナリオに関して言えば、相当完成度高しと断じて差し支えないでしょう。
いろいろと目を見張る魅力にあふれたシナリオなのですが、その中でも特に、伏線の張り方とその回収具合に驚きます。
最近は慣れてきたので心して見落としにくくなってきましたが、第1話、第2話あたりは「こんな些細な情報が、こんなに重要な伏線として、このタイミングで回収されるとは!!!」と、悶絶しておりました。

基本フォーマットは「ゲスト主人公が選TAXIで過去へ戻り、新たな現実をやり直す」というものですが、たいていのゲスト主人公は何度も失敗して何度も過去からやり直します。
「行きつ戻りつ」するわけです。
つまり、この基本フォーマット自体に葛藤(=ドラマ)が内包されているわけですな。
強い目的(=欲望)をもった人物がそれを満たそうとするけれど、いくつもの障害が降りかかってくるためになかなかうまくいかない。
だからこそ葛藤が生まれ、ドラマが生まれ、おもしろくなる。

現状では、全体を通しての主人公である竹野内豊さん演じる枝分(えだわかれ)がドラマの核心になかなか絡んできません。
(第6話では、行きつけの喫茶店「チョイス」の常連・標さんともども少し絡んできましたが)

今後、最終回へ向けた4〜5回のなかで、枝分自身のドラマがどう描かれるのか(描かれないのか)、興味は尽きません。
posted by 山久友 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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