2013年05月30日

見た舞台 殺意が死んだ夜

2013年5月29日鑑賞。

5月28日の記事でご紹介しましたビビさん作の舞台「殺意が死んだ夜」を見てまいりました。
いわゆる小劇場でのお芝居を何度も見てきましたが、ある意味「聖地」ともいえる下北沢では初めてのことです。
会場は小劇場 楽園
ユニークな形状の劇場でした。
正方形に近い舞台を90度の位置に2ブロックある客席から眺めるスタイルです。

本公演は、第6回ルナティック演劇祭の予選でもあります。
参加する12劇団から4劇団が決勝に進み、さらにグランプリが決まるのだそうです。

stage34621_1.jpg

いやぁ、楽しかったなぁ。
時間が過ぎるのを忘れましたね。

5人兄弟と3人の女性、計8人の登場人物が、決して広いとはいえない舞台上でひしめき合い出入りしますが、ほとんど混乱しません。
役者さん方の熱演もあってのことなんでしょうが、それぞれのキャラクターが際立っているんですよねぇ。
ビビさんらしいボケとツッコミのセリフの応酬や、バラまきまくったちょっとした「?」や伏線のていねいな回収が心地よい。

ひとつ不思議な感じがした点がありました。
5人兄弟の長男は他の4人から「兄さん」と呼ばれているのに、それ以外の兄弟たちはお互い名前で呼んだり呼ばれたりしているんですね。
これ、どうしてなんだろ?
会場のアンケートにも書きましたが。
普通なら、たとえば三男以下、四男、五男が次男を呼ぶときは「○○兄さん」になる気がするんですね。
もしも家庭の方針で「お兄さん」と呼んだり呼ばせたりしないというなら、長男も名前で呼ばれると思うんですね。
何か知られざる意図があったのかしら、ビビさん。

ちょっと残念といいますか――この点はわたし自身の理解力・注意力の問題もあるんじゃないかとは思うんですが――最後の最後の幕切れが、ハッピーエンドなのかアンハッピーエンドなのか、受け止めきれなかったんです。
あ、これも会場アンケートに書いたんでした。
もしかしたら、あえてどっちにも取れる(どっちとも取れない?)ようにしたのかしら。
インセプション」の回るコマ、みたいに。

ちょっと荒削りな印象がなくもありませんでしたが、初演の初日の初回ですからね。
もう少し上演が続けば、絞られる部分と膨らむ部分とがはっきりしてきてもっとおもしろくなりそうな予感があります。
きっと次回の6月1日は演劇としてさらに成長しているでしょうし、予選から決勝に進んで公演が続けばよりいっそう進化するに違いありません。
決勝に進んでほしいなぁ。
そうしたら、時間が許せばまた行って、見比べちゃうかも。

有意義かつ刺激的な時間でした。
ビビさんに、メイキング・インタビューとかしたくなってしまいます。
posted by 山久友 at 13:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 演劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きゃ〜〜山さん!!

本当にブログにアップされてるのね!!
ありがとうございます!!!


「兄さん」の件は、
意図ある部分とない部分があります。
意図の部分はネタばれになるのであれですが、
意図ない部分というのは、
役者にお任せした、というのがあります。
今の兄弟たちってどうなんだろう?みたいな。
そしたら年齢の近い者同士は名前で呼び合い、
ちょっと離れていると「ミツル兄さん」みたいになりました。
ショウマは「兄さん」ぽくないキャラだったので、誰も「兄さん」を付けなかったんだと思います。

レイジは長男だけを「兄さん」と呼び、
あとは名前で呼んでいた気がします。
全部をいちいち「ミツル兄さん」「ショウマ兄さん」というと、結構混乱するので、そこは手元の「当日パンフ」を見てもらえたらいいんじゃないか、と、私は思っていました。

なんかそんな感じ。

ラストは……私としてはバッドエンドかな……。
でも、あの劇場って、座る位置によって役者の表情を見逃すことになり、受け止め方が変わってしまう、魔の劇場だと思いました。
そして「面白い劇場」だ、とも……。

本当に本当にありがとうございます!!
山さんは私の舞台を全部見てくれているので(その嘘は途中退場だったんですよね)本当に感謝です。

追加公演の際は、逆側の席に座り、ぜひ他の役者の表情も堪能くださいませ☆
Posted by ビビ at 2013年05月30日 14:45
>ビビさん

……と、呼びかけるのもお久しぶりでございます!
昨日は大変ありがとうございました。

>「兄さん」の件は、
>意図ある部分とない部分があります。
>意図の部分はネタばれになるのであれですが、

そっか、ネタバレと関係があったんだ…。
気がつきませんでした。
やっぱり、想像以上にボォッと見てるな、自分。

>でも、あの劇場って、座る位置によって役者の表情を見逃す
>ことになり、受け止め方が変わってしまう、魔の劇場だと
>思いました。
>そして「面白い劇場」だ、とも……。

そうですね、わたしなんかはカブりつきの席でしたので、目の前に役者さんがいらっしゃると舞台の半分くらい見えなくなる瞬間もありまして(笑)。
どんな舞台もそうなんでしょうが、特に座った席と舞台との位置関係で大きく印象が異なる劇場だったかもしれませんね。

>追加公演の際は、逆側の席に座り、ぜひ他の役者の表情も
>堪能くださいませ☆

いやぁ、ホントにそうなるとよいですなぁ。
楽しみにしております。

――それはそうと、ビビさんのコメントが2つ重なってしまっているようですが、どうしましょうかね。
なんかこれはこれでビビさんの熱が伝わっておもしろく思うんですが(笑)。
Posted by 山久友 at 2013年05月30日 15:53
きゃ〜〜ごめんなさい!!
どうもぽちって押したら反映されなくて「エラーです」って出てしまったので、時間経ってから再度ぽちしたら、
二重投稿になってしまった!!

長ったらしくてあれなんで、削除していただければ幸いです(笑)

明日はもう千秋楽!
でも千秋楽にはしたくないですっ!!!
Posted by ビビ at 2013年05月31日 14:33
>ビビ様

なんかトラブルがあったみたいで、申し訳ありませんでした。
仰せのとおり、2つ目のコメント、削除しておきました。

>明日はもう千秋楽!
>でも千秋楽にはしたくないですっ!!!

自分たちの意志で千秋楽が決まらないって、考えてみたらなんかスゴいですねぇ。
明日が千秋楽にならないこと、期待しています!
Posted by 山久友 at 2013年05月31日 16:27
山さんのブログのこの記事、私のブログで紹介してもいいでしょうか?
Posted by ビビです at 2013年06月14日 21:10
>ビビ様

ありがとうございます。
こんなモノでよろしければ(笑)、ぜひどうぞ。
Posted by 山久友 at 2013年06月15日 08:54
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