2011年05月24日

再開宣言

大変永らくご無沙汰を申し上げました。「シナリオ道ぶらり旅」主宰者・山久友でございます。

このようなちっぽけなブログごとき再開しようが途切れようが消え失せようが、よのなかにはいささかの影響もなく、大地が鳴動すれば数え尽くせぬほどのかけがえのない命が悲しくもあっけなく犠牲になり、放射性物質が漏えいし見えない不安と脅威が広がりつつあろうとも被爆を止める手だてすら持てず、ただ砂をかむような思いにさいなまれます。
自らの無力を痛感する日々ではありますが、自分がやれること、やっておきたいこと、よのなかに貢献できる可能性があることを始める足がかりとして、やはり自分にとってのブログというメディアを眠らせ続けるわけにはいかないと思い至り、ここに僭越ながら「再開」を宣言いたします次第でございます。

これまで私は、自分の書いたシナリオが、映画なりテレビ・ラジオのドラマなりマンガなり舞台劇なり、とにかくさらに多くの方々の手に助けられ高次の段階に昇華すること――いわゆる「作品化」を目的としてまいりました。
プロフェッショナル・アマチュアの違いこそあれ、過去から現在にかけて、シナリオを書く方々・書き続けている方々の思いも同様であったと思います。

私はこれから、そうした思いは思いで胸に灯しながら、もう少し違ったシナリオの可能性を極限まで追究したいのです。
単に映像・舞台劇・マンガなどの設計図や譜面としてだけではなく、「作品化」の過程を経ずともシナリオ自体の存在意義を高める道を探りたいのです。
勢いついでに恥ずかしげもなく言明してしまいますが、さらに究極的には、シナリオそのものが全人類の幸福にいくばくかでも寄与することを目標としたいのです。

初っ端から、ある意味「戯言」をぶちあげてしまいましたが、主宰者当人はいたって本気です。
まず第一歩として、以前にもブログ内で触れたことがありますが、シナリオそのものを文芸の一種類として成立させることを目論んでいます。
読み手の裾野を広げ、書き手がもっと身近に多くの読み手と結び合える形を模索します。
歩みは遅々として、仮に賛同・応援してくださる方々がいらしたとして、そうした方々すら焦れったく思わせてしまうかもしれませんが、幾十年、幾百年費やそうとも、いつの日や必ず「作品化されないシナリオは紙くず同然」などという言い回しをこそ「戯言」としたいのです。

今回、本ブログの新しい「憲法」を記すようなつもりで書きました。
けれども、実在する「憲法」のようにではなく、訪れ読んでくださった方々ひとりひとりへの「個人書簡」のようなつもりで書きました。
時空を超えた来訪者の皆様方の心のひだに、いまの私の想いがほんのいくばくかでも届いたなら嬉しく思います。

想いは熱いものの、脳天気で呑気な性根は変わっておりませぬ故、まさに「ぶらり旅」と呼ばれるにふさわしいテンポと内容に帰してしまうかもしれませんが、緩やかなお心持ちでお付き合いいただけましたら幸いに存じます。
「死」までのほんの短い道行き、シナリオを肴に、たのしくおもしろく滋味深い旅になりますれば、これ以上の喜びはございません。

2011年5月吉日
posted by 山久友 at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
my pet!
adopt your own virtual pet!